ひとことで「通信制高校」といっても、その活動内容はさまざまなものが行われています。不登校リスタートでは、通信制高校を対象に活動内容などをアンケートにより聞いてみました。この項では、そのアンケート結果から得られた受け入れ対象者の情報、普段やっている活動内容、フリースクールの存在を知るきっかけとなっていることをまとめてみました。また、多様な学びの場を選択できる社会の実現のために、今後どのようなことが大切になるのかも自由記述により聞きました。学校以外の居場所となっているのが通信制高校などのフリースクールですから、どのフリースクールも不登校児童、政党を受け入れています。次いで引きこもり状態の人を受け入れ対象としているところが79.0%もあり、発達障害の特性をもった人を受け入れているところが71.6%もあります。学校に行きづらいという状況をみると、それが長期化すれば、ひきこもり状態となり、また、不登校をひきおこした背景には発達の課題が隠れている場合が多いということから、これらの状態の対象者を多く受け入れているのが通信制高校などのフリースクールになります。受け入れ対象は、学礼で見ると小学生から高校生までが中心となり、一部には高校卒業生や社会人などの受け入れも行っています。スクールの開設形態は「フリースクール」「フリースペース」に加えて、通信制高校と提携したサポート校や高卒認定試験の勉強をする高卒認定予備校なども複合的に行っている場合もあります。