ペアレンツキャンプでは親のカウンセリングマインド(=PCM)と呼ばれる手法を通じてよりよい親子関係の構築を目指します。親のカウンセリングマインドとは、家庭内の親子対話にもカウンセラーのテクニックの一部を取り入れてお子さんの成長を促し、信頼関係を作っていくためのものです。

親のカウンセリングマインドは家族療法の考え方に沿って考案されたメソッドですので、お子さんの問題行動予防の手法として効果が期待できます。時に子どもの自尊心を満たしてやることも必要ですし、時に現実原則を厳しく伝えることも親の務めだと思います。しかし、その言い方一つをとっても、ただ言葉にするだけではなく、ちゃんと心に伝わっているかということを意識していかなくてはなりません。また、母親の立場と父親の立場を明確に分けることで子どもに対して2通りのアプローチをすることができます。各々の立場からのアプローチ法につい

お子さんとのコミュニケーションが上手に図れない、お子さんが学校での出来事や人間関係での悩みを親に相談してこない、子どもが何を考えて何をしようとしているのかが分からない、子に暴力をふるわれる、子に暴力をふるってしまうなどの家庭内の親子関係で悩まれている方のご相談が増えています。育児ノイローゼという言葉も悲しいことに身近な言葉になってしまいました。

家庭内暴力の問題や不登校初期の問題は、日頃から親子間のコミュニケーションが円滑に図れていれば、実際に子どもが何か問題を抱えたときに、親がそれに気が付けない事態は防ぐことができます。それがペアレンツキャンプが啓発している小学生、中学生の親のための予防的な家庭教育の考え方です。

不登校予防と家庭教育
自分の子どもを責めたてたい、侮辱したい、怒鳴りつけたいと思っている親御さんはいません。子どももまた親にそのようなことを望んではいません。しかし、毎日の会話を思い出していただくと親は叱責か説教か命令、子は反発か逃避というスタイルになっているご家庭は少なくないのです。

なぜ親子関係が険悪になってしまうのかを分析した時、多くのケースでは親の価値観でしか子どもを評価できていなかったり、子どもの特性を理解せずに、先々親が手出し口出しをしてしまって親は疲弊し、子どもは反発するという図式が見受けられます。そのようなケースでは「親が悪い。子が悪い」と判断するのではなく、「親の頑張る方向性を変えればうまく子どもに伝わる」と判断して対応を変えていくことが望まれます。

親子の信頼関係を構築していけば、子どもは自立していきます。自分でできることが増えます。親の気持ちを考えられるようになります。意志を持ち行動が変わります。そのようなスキルを家庭内で親が学ぶことで子どもはきっと親に心を開き、良い関係が作られていくことでしょう。
不登校予防と家庭教育

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