高機能自閉症とは

IQ70以上の知的障害のない自閉症障害を高機能自閉症と呼んでいます。一見して障害などがない子どもを指しています。基準はIQ70とはなっていますが、一般的な知能よりはやはり低いとされているため、高機能自閉症の高機能とは「頭がいい」などの意味ではなく、知的障害が見られないという意味で利用されています。アスペルガー症候群と同じような認識を持たれており、現在は医学的な見地からも明確な分類はされていません。高機能自閉症の症状は代表的に社会性、コミュニケーション能力、想像・思考力の3つの分野に置ける障害と認識されています。具体的にはいつも独りでいる、目を合わせない、アスペルガー症候群でもあげた他人との距離感がうまく測れないなどになります。また、これ以外に視覚、聴覚、触覚などの異常、不器用さなどの運動面での異常がある子どももいます。またてんかん、チックなどの症状を合わせて起こすこともあり、子どもの数だけ症状が違うものとされています。まだ完治する薬がなく現在は行動療法(認知療法)が一般的です。また自閉症児童に共通して言えることですが、感情と声が一致しないことにあります。喜怒哀楽の発声が一般的な感覚と一致しないため、周りが何を考えているのか汲み取りにくいことが多くあるのです。これは自閉症児を理解できないとさせる大きな原因のひとつと言われています。またこの感情の表現も児童によって全く違うので、慣れていない周囲が戸惑ってしまうこととなります。このように周りとの意思疎通が難しいため、思春期である10歳程度から17歳くらいまでの時期にコミュニケーションに通常ではないストレスを抱え、精神的な苦痛を伴いうつや双極性障害(躁鬱)などの二次障害が併存してしまうケースも少なくないとされています。
高機能障害は脳の障害であり、児童の性格や成長の度合いと関係なく症状が出てしまうものです。家族や関わる人間がその子どもの性格や特徴を理解し、共有し、見守ることが非常に大切になります。

 

不登校リスタート中高生のひきこもりでお悩みなら