☑普通科
普通科とは、普通教育を主とする高等学校に設置される学科のことです。普通教育は、専門分野に特化した専門教育に対して、幅広い分野のうち特に基礎的なものを扱います。
普通科では、国語・地理歴史・公民・数学・理科・保健体育・芸術・外国語・家庭・情報という各教科の教育活動が行われています。


☑不登校
不登校とは、学校を長期間にわたり欠席する状態にある児童・生徒の状態です。
いじめ、体罰や対人関係の問題などさまざまな理由により、長期間学校に行かない、または行きたくても行けないという状態です。病気や経済的な理由で学校を休む場合は除外されます。

文部省は、毎年、学校基本調査の中で不登校の統計を取っています。
この調査によると、不登校の割合は年々増えつづけ、1999年度の小中学生では合わせて130,208人の児童・生徒が年間30日以上も欠席し、不登校と言えます。
学校基本調査における不登校は、「何らかの心理的・情緒的・身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にある者」と定義されています。1998年度の調査から、「学校嫌い」という名称を「不登校」に改めました。

不登校になると、引きこもりや社会適応性の面で問題になるとされ、スクールカウンセラーの設置などの対策が取られています。
しかし、中学生では1学級に1人の不登校生徒がいる計算となり、さらに統計のグレーゾーン(例えば欠席の理由を病気として数えるなど)も含めて考えると、実態はより深刻です。

フリースクールなどの登場もあり、一律に義務化している学校教育のあり方を見つめる一つの機会であると言うことができます。
子どもが嫌がらせに遭ったり、非行グループに入ったりといった様々な理由で学校に通えなくなり、高校では退学するケースも少なくありません。
2010年度に30日以上欠席した児童・生徒数は、岩手、宮城、福島を除く全国の小中高で計約16万8千人(1・3%)。県内では2763人にのぼります。高校中退者は5万3245人(1・7%)で、県内では814人でした。


☑別室登校
別室登校とは、自分のクラス以外の学校の教室(保健室など)に登校していることです。
出席日数にカウントされます。


☑編入
編入とは、高校を中退した人が高校へ編入してくることです。
不登校などの理由で、高校に在籍していない者がサポート校へ編入学するケースが多いです。